自己責任論とは一体何でしょう?責任は誰がどうやって取るのが正解?

2019年4月20日

2018年10月23日にシリア武装勢力により、3年4ヵ月もの間拘束されていた安田純平さんが解放されました。

 

武装勢力による拘束事件は多々発生しており、悲惨な結末になる事もある中、無事解放された事は何よりも良かった事だと思いますが、メディアでは自己責任論について色んな議論がされています。

 

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この自己責任論については14年前の2004年に発生したイラク日本人人質事件の時に、福田官房長官が「自己責任とは自分の行動が社会や周囲の人にどのような影響があるかをおもんぱかること」と発言した事で、日本国中が自己責任論で騒ぎ、解放された被害者の方バッシングをするという事態になりました。

 

 

この様な日本の状況を海外メディアは、イラク武装派ではなく、人質への批判をしている事は、一部の国外メディアから批判を受けた。ニューヨークタイムズは「お上にたてついたことが人質の罪になった」とし、マスコミだけでなくパウエル国務長官(当時)は、人質や海外派遣された自衛官がリスクを引き受けたことで我々が前に進めたと指摘し、率先してリスクを負った人々に責任があるとは言えないと苦言を呈しました。

 

14年も前に世界中から批判を浴びたにもかかわらず、未だに自己責任でシリアに行ったのに、日本政府、他国に手間を掛けさせ、解放される事はどうなんだ!みたいな論調がありますがどうなんでしょうか。



 

 

今回事件の自己責任とは

そもそも自己責任とは「自分の行動には自分に責任が存在し、自身の行動による過失の場合にのみ自身が責任を負う事」です。

 

 

今回、自己責任を問われるとしたら、もしシリアに密入国していて罪に問われれば罪を償う必要があるでしょう。

 

各関係者が解放の為にかかった経費を請求されることがあれば、それを支払う事も必要でしょう。

 

危険なので行くなと言っている所に行った事に対しての罪を問われれば償う必要もあるでしょう。

 

迷惑を掛けてた人にお詫びをする事も自己責任の範疇かもしれません。

 

自己責任を負う事と、勝手に行ったのだからほっとく事とは別の事ですが、危ないから行くなって言ったでしょう!!と叱り上げる事は必要かと思います。

 

 

 

 

この解放の背景は

色々言われてはいますが、カタールが身代金を支払い解放されたと報道されています。

 

 

 

カタールとはどんな国

ペルシャ湾岸の人口270万人の小国ですが、世界有数の石油・天然ガス産出国で非常に裕福です。日本は原油の約8%、液化天然ガス(LNG)の約17%をカタールから輸入し、経済的な結び付きも強い事も関係していると思われます。

シリアのアサド政権と対立しており、サウジアラビアともうまくいっていない状況ですが、トルコと共に反体制派に影響力を持っています。

また、拘束していた武装勢力は、シリアのヌスラ戦線と呼ばれる組織で現状シリア国内で劣勢になっていて、人質拘束を維持が難しく、資金が必要な状況もありなんとか人質をお金に換えたい状況となっています。

簡単にまとめると、隣国と関係が上手くいっていないので、反対派勢力に資金提供をして、味方につけたいと思われます。

 

 

身代金を払う事は、武装勢力に武器購入の資金を与えそれによってまた被害者が出るので、身代金は支払わない事が主流ですが、なぜカタールがしかも日本人解放の為、多額のお金を払ったのでしょう??

 



 

 

 

国際社会へのアピール

トルコのサウジアラビア領事館で、サウジアラビア人記者の殺害事件があり、隠ぺいしようとし、国際社会から批判を浴びていますので、カタールは人質解放、人命尊重をする国だとアピールする為に、解放に協力した。

 

 

 

シリア、サウジへの対抗

反対勢力へ資金提供をすることで、テロ組織への支配力を高めて、シリアでの劣勢の挽回を狙っている。天然資源豊富なので、国際社会から経済制裁を受けてもあまり影響がないので、この様な対抗策を取っている。

 

こんな報道がされていますが、本当の所は誰もわかりませんが、おおよそこんな感じかと思われます。

 


 

今回の事件は理由がどうであれ、そもそも禁止されている危険地域へ入り、拘束された事が発端です、拘束中に苦しい、つらい思いをした事は、それこそ自己責任なんで仕方ないでしょう。

 

今回どんな事があったのかを、世間に公表する事はジャーナリストとして是非取り組んで欲しいと思いますし、そういう職業なんだと思います。

 

 

自己責任を問う事は大切かもしれませんが、世界中に危険な地域がなぜあるのか?なぜ拘束する必要があるのか?身代金を払った理由は何なのか?と色んな視点で考えた上で、自己責任について、議論する必要があると思いますね。

 

悪いのは拘束された人ではなく、拘束した人です。



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Posted by mrt