【進歩する医療】iPS細胞が実用化へ。脊髄損傷にiPS細胞治療が了承されました

2019年3月9日

慶応大教授の岡野栄之教授らの、脊髄損傷の患者に移植する臨床研究について、厚生労働省の部会は計画の実施を了承しました。

iPS細胞を使った世界初の臨床試験となる見通しで、確立できれば世界中の患者を救う事が出来る画期的な治療です。

 

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脊髄損傷とは

脊髄とは背骨の中心を通る太い神経組織で、手足などの筋肉を動かす運動神経、手足などの感覚を伝える知覚神経、膀胱、直腸などの内臓の働きを調整する自律神経など、人間にとって非常に重要な物になります。

 

これを交通事故や、スポーツでの怪我、階段、高所からの転落事故による怪我等で、脊髄にダメージを受けてしまう事を、脊髄損傷と言います。

 

脊髄を損傷すると、運動神経、知覚神経、自律神経等を傷つけてしまい、手足や体にマヒが残ったり、自律神経の働きが弱まったり、重度の場合は寝たきりになったりと、生活が一変してしまう事になります。

 

 

誰もがある日突然、脊髄損傷してしまう可能性もありますが、確立した治療は今の所有りません。

更に毎年5,000人もの方達が脊髄を損傷してしまい、患者はのべ10万人以上とも言われています。

症状の違いはあれど、これだけの人数が苦しんでいる事には驚きを隠せません。

 



 

 

iPS細胞でどうやって治療?

まずは拒絶版のが起きにくい免疫タイプの健常者から、血液を採取しiPS細胞を作成し、神経の元になる細胞を作製し、脊髄損傷患者の脊髄に移植します。

 

この移植によって傷ついた神経が再生して、まひした運動機能や感覚機能が改善されるのが期待される効果になります。

 

幹細胞を使った治療法も承認されていますが、損傷から2週間以内の患者対象でしたが、iPS細胞を使った治療では慢性期の脊髄損傷マウス治療では回復に成功しており、対象患者が多いのもおおきなメリットです。

 

 

 

 

iPS細胞治療の懸念点

良い事ばかりではなく、懸念点も当然あって他人のiPS細胞を移植すると、臓器や皮膚移植と同に拒絶反応を起こす恐れがあります。

 

自分の血液から作製すれば良いのでしょうが、作製には非常に時間が掛かる為、治療が手遅れになる可能性もあり、事前に作製、保存しておく必要がある為、他人のiPSを移植する事になります。

 

その為、今回の臨床研究では免疫抑制剤などを使って拒絶反応を抑えつつ、1年間かけて安全性や、効果を確認する事になっています。

 

まずは脊髄を損傷してから2~4週間の急性期患者を対象としますが、将来的には慢性期の患者も対象となります。

 

この治療に効果が認められ、拒絶反応を抑える事ができれば、治療方法がなかった脊髄損傷から10万人もの患者が回復できる画期的な治療です。



 

 

他のiPS細胞研究

国内に16万人と言われ根本的な治療方法がないとされているパーキンソン病や、2014年9月には網膜移植、2018年10月には脳神経への移植、2019年秋ごろには心筋への移植が予定されており、新たな治療法として確立されようとしています。

がんの治療薬のオプジーボもそうですが、今までの手術や治療、薬の概念とは異なり、患者への負担が少なかったり、不治の病が治る様にもなって、医学の進歩はすごい!と。

頭の良い人が情熱注いで研究すれば、素晴らしいものが生まれるんですね。

凡人の自分には無理です・・・

 


この先も新たな薬や治療法が世に出てくるのでしょうけど、健康なまま長生き出来れば何とも素晴らしい世の中になりそうです。

 

どんな病気も直せる様になったら、人間は何歳まで生きる事が出来るのでしょう??

 

長生きはしたいけど、長すぎるのも医療費とか介護とか色々弊害があるかもしれませんが、みんな年をとっても元気で、健康なら問題無い??!!

 

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Posted by mrt