台風被害を受けた家や家財は災害保険で補償されますが、すべてが補償されませんのでご注意を。
最近の台風やゲリラ豪雨は昔と比べると、家や街が受けるダメージが深刻なほど、強力な雨風になっている気がします。
台風の時なんかは物干しざおを家にしまって、雨戸を閉めて、自転車をねかしておくぐらいで準備完了でしたが、最近は電柱が倒れたり、屋根が吹き飛んだり、車が風邪で吹き飛ばされてしまったりと、尋常じゃない被害が出る事も多いです。
対策はしても自然の事なので、想像以上の事が起きてしまうのは仕方ありませんので、被害を受けた後しっかりと補償できるようにしておくことも災害対策です。
台風被害を補償する保険とは
台風で受けた被害は何保険で補償されるのでしょうか?
それは「火災保険で補償」されるのですが、すべての被害が補償されるわけでは無いので注意が必要です。
火災保険で補償される物、されない物
基本的には建物では「家屋」「物置」「カーポート」「門」「塀」等の生活しているいわゆる「家」に関わる物は補償されます。
家財では「家具」「家電」「衣類」「自転車」「バイク(125㏄以下)」は補償されますが、「自動車」「ペット」「植物(花壇の花、植木鉢の盆栽等)」は補償対象外になりますので注意が必要です。
植物でも庭に植えられた「桜」「松」などの大きな植物は補償対象になります。
火災保険の3つの台風被害補償
台風の被害は大きく3つに分かれ、それぞれの被害に対して補償されることになります。
水災補償
台風や暴風雨、豪雨などによる洪水土砂崩れ落石などの被害を補償してくれます。
風災補償
台風による暴風、突風、竜巻など風邪による被害を補償してくれます。
落雷補償
読んで字のごとく、落雷による損害を補償してくれます。
台風被害の前に火災保険の内容を確認
火災保険の3つの補償ですが、すべてが基本補償ではありません。
「風災補償」「落雷補償」は基本補償となっている事が多いですが、「水災補償」についてはオプションになっている事がありますので、自分で入っている保険をしっかり確認して内容を見直しておきましょう。
水災補償は保険会社によって異なりますが、年間1万円程度になると思います。
一般的な火災保険では、台風による川の氾濫や土砂崩れといった外的要因は補償さないので、その心配がある地域では保険の見直しが必要です。
例えばこんな被害はどの補償?
台風の風で自宅の瓦屋根が飛ばされて、雨が入り込んで家財道具が水浸し・・・
これはどの補償で保険金が支払われるでしょう?
答えは「風災補償」です。被害の原因が風なので水で濡れて使えなくなったとしても。風災補償で補償されることになります。
台風被害で保険金が支払われない事も
例えば、建物に雨水が入り家電が壊れた場合、普段の雨では雨漏りをしていないけど、台風の時の大量の雨の時に雨漏りして、調べてみると屋根が老朽化し腐食して大雨に耐えられず浸水し家電が壊れた時は補償されません。
又、一般的な契約は損害額20万円以上の場合となっている事が多いので、損害額が20万円未満の場合は保険金が支払われない事があります。
災害に合う前の対策、あってからの補償とどちらもしっかりと見直しておかないと、いざという時に何も役に立たなくて、生活を取り戻す事が出来なくなることも考えられます。
保険の見直しをして、しっかりと補償されるようにしておく事も、災害対策になりますね。
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